昔、ガソリンスタンドの店員をしていたさるちーです。
そんな経験を活かして、「セルフスタンドでガソリンを入れ間違えない簡単な方法」をご紹介していきます。
よかったら参考にしてみてください!
基本的な知識を持つこと
そもそも車の燃料は、「レギュラーガソリン」、「ハイオクガソリン」、「軽油(ディーゼル)」と3種類存在します。
まずは、自分の車の仕様がどの燃料なのかを把握しておく必要があります。
車検証に載っていますので確認しておきましょう!
入れ間違うとどうなるの?
ハイオク車にレギュラーを入れた場合
レギュラーとハイオクは同じガソリンであるので、最悪間違ってもすぐにどうこうなるものではありません。
オクタン価の違いで分けられています。このオクタン価の高いハイオクガソリンは、エンジン内部の異常燃焼を抑え、ノッキングの発生を抑える効果があります。
高性能の車(高級車やスポーツ車)に多く見られますね。
長年入れ続けるとエンジンの寿命が縮みますので、ハイオク車にはハイオクガソリンを入れましょう!
レギュラー車にハイオクガソリンを入れた場合
何の問題もありません!
むしろ軽快に走るし、燃費も良くなるのでドライブを楽しみましょう。
ガソリン車(レギュラーやハイオク車)に軽油を入れた場合
これはかなり致命的です!
そもそもガソリンと軽油は全く違うものです。エンジン構造自体違います。
最悪の場合、エンジンがぶっ壊れるので多大な修理費用がかかります。
逆の場合(軽油車にガソリン)も同じです。
実際に入れ間違った場合
・エンジンを絶対にかけない!
・スタンドの店員、又はJAFなどのレッカーサービスを呼び修理工場へ移動
ガソリンタンクからすぐ燃料を抜けば軽傷(少ない費用)で済みます。
エンジンをかけてしまったり、走行中に気づいた場合は、エンジンタンクやホース、エンジンなど色んなところの洗浄が必要になり多大な修理費用がかかります。(たぶん10万ぐらい)
入れ間違えない方法
それでは本題にいきましょう!
ガソリンを入れ間違えない方法、それは、自己管理しかありません!
なんだよ、それ!とお思いでしょうが、本当です。
実際に、車やガソリンスタンドには誤給油防止装置なんてものはありません。
自己管理しかないのが事実です。
しかし、具体策はあります。
ガソリンスタンドの店員になりきる
誤給油の一番の敵は思い込みによるものです。
それを防ぐ為にもガソリンスタンドの店員になりきりましょう!
具体的には、『目視確認』、『指差し確認』、『声出し確認』です。
これは、ガソリンスタンドの店員時代に教えられた誤給油防止対策になっています。
よくスタンドの店員が、給油口を開けた時に、「レギュラー確認OK!」と言っているのを聞いたことはありませんか?
あれは、レギュラーなのか、ハイオクなのか、又は軽油なのかを目で見て(キャップの文字)、指を指して、さらに声に出して確認しているのです!
慣れているはずの店員でさえも、うっかりミスや思い込みを防ぐ為にやっています。
もちろん、声出し確認は心の中で言いましょうね。
ガソリンスタンドにとって誤給油は決してあってはならない重大なミスになります。その対策としてやっているのです。
これは、自分の車、他人の車、会社の車など関係なくできますので是非やってみてください!
キャップに色シールを貼る
もうひとつの誤給油対策として、キャップに色シールを貼るという方法があります。
お客さんでたまにしている人がいましたが、店員としてとても分かりやすかったです。
実は、ガソリンスタンドではノズルと油種の色は統一されています。
色分けは、レギュラーは「赤」、ハイオクは「黄色」、軽油は「緑」となっています。
ですので、それぞれの色のシールをキャップに貼っておくといいでしょう。
又は、レギュラー、ハイオク、軽油などの文字シールでも構いません。
個人的には、色で覚えた方が分かりやすいと思います。
こちらの対策は、自分の車しかできませんが、会社に相談して社用車にも貼っておくといいでしょう。
自分の車はレギュラーだけど、会社の車は軽油なんてことは多いので是非やってみてください!
セルフスタンドに行かない
対策と呼べるものか分かりませんが、そもそもセルフスタンドに行かなければいいのです!
車の運転は出来るけど、車の事は全く分からない。そんな方は、有人のガソリンスタンドに行きましょう!
まとめ
今ではセルフのガソリンスタンドが珍しいものではなくなりました。
そんな中で多発する誤給油問題。
思い込みやうっかりで高い修理費用を払わなくて済むように、普段から冷静に判断したいですね。
今回は、その対策として3つの方法をご紹介させて頂きました。
1、ガソリンスタンドの店員になりきる
2、キャップに色シールを貼る
3、セルフスタンドに行かない
これらの方法を上手く使って誤給油対策に役立ててみてください!
まずは、ひと呼吸。
では。
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