学生の時によく先生から教わった「ホウレンソウ」という言葉は覚えているだろうか。
ほうれん草なんて言ってふざけれたのも子供まで。
社会人になるとこれが結構重要になってきます。
「ホウレンソウ」の重要性
会社にとって報告・連絡・相談はとにかく重要です。
その中でも「報告」は特に大切であると言われます。
それを怠ったために未然に防げたはずのトラブルが拡大してしまったり、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまうということがあるのです。
しかし実際に仕事をしてみると、適切な報告というものはそれほど簡単なことではありません。
内容によっては「そのくらい自分で判断しろよ」と言われてしまったり、逆に些細なことだからと躊躇していると後から「何で早く言わなかったんだ」と叱られたりします。
ことに新入社員の間はそのあたりの判断がなかなか難しいでしょう。
そこでここでは、上司に報告すべき内容と、しなくていい内容を分ける判断基準を紹介しましょう。
判断基準をつくる
経験値が少ないと、報告することも多くなりますが、重要性や新規性などに分類して判断基準をつくっておきましょう。
迷ったらとにかく報告
まず心がけておきたいのは「迷ったときは伝える」という原則です。
知っておくべきことなのかどうかは上の方が分かっているはずですから、その判断を上司に委ねるのです。
最初のうちは何が重要性が高いものか判断が難しいでしょう。
無駄打ちが多くなるかも知れませんが、何度もやっているうちに自然に分別できるようになります。
気が弱い人には多少敷居が高いと思われるでしょうが、勇気をもって伝えてください。
新規性の高いものは細かく報告する
次に考えるべきなのは「新規性が高い仕事であるほど細かく伝える」ということです。
これまで何度も経験した仕事であれば自分で判断できることも多いですが、新しい仕事の場合は様々な不測の要素が発生します。
同じようなトラブルであっても、異なる対応をしなければいけないケースが出てくるものです。
また、本人はトラブルにまで発展すると思っていなくても、上から見れば早めに芽をつんだ方がいい事例もあります。
ですから小さなことでも逐一伝えていくことが必要です。
慣れた仕事であっても、従来にない事態が生じた場合はやはり伝えてください。
取引先の方のやりかたが一定であるとは限らず、これまでになかった書類の提出を求められることもあります。
未然に問題を防ぐためには上司もその変化をしっかり把握しておかなくてはいけません。
最後に
これらのようなポイントを押さえておけば、上司に報告すべきかどうかは自然に分かってきます。
その上で、やはり自分でできることは自分でしていくことが必要です。
何でもかんでも人に頼るだけでは、上から信頼される社員に成長することはできません。
後は上司そのものの性格にもよりますので、そのあたりを的確に読み取ることも大切でしょう。
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