どーも、さるちーです。
我が家では、日立ドラム式洗濯乾燥機BD-V3600を使っていますが、嫁から「最近洗濯物の乾きが悪いみたい」と言われ対処することにしました。
こんな方はぜひ参考にしてみてください。
1.「乾燥フィルター」表示やエラー表示C06が出る
2.乾きが悪い
3.乾燥に入ってからの残り10分がやたらと長い
これらの事はドラム式洗濯乾燥機ではよくあるエラーですね。
我が家の洗濯機で1番多いエラー表示は、CO2、C17です。こちらは、排水の問題になりますので別記事をご覧ください。
さて、今回は2番目に多いエラーの「乾かない」という問題を解決していきます。こちらも定期的なメンテナンスが必要みたいですね。

フィルターにゴミ溜まってんじゃね?
この対処法は、ちょっとした分解作業がありますので、自己責任でお願いします。
洗濯物が乾かない原因
私の経験上、洗濯物が乾かない原因は3つあります。
1・洗濯物の量が多い
2・乾燥フィルターの目詰まり
3・洗濯機の故障
ほとんどの場合、乾燥フィルターの目詰まりが原因ですが、まれに洗濯機自体の故障が原因ということも考えられますし、単純に洗濯物の量が多いだけということも考えられます。
洗濯物の量が多い
この日立のドラム式洗濯乾燥機ビッグドラムBD-V3600の容量は以下のようになっています。
・最大洗濯容量9kg
・最大乾燥容量6kg
・最大洗濯、乾燥容量6kg
つまり、洗濯のみなら9kgまでOKだが、洗乾または乾燥なら6kgまでという容量の違いがあります。
洗濯から乾燥まで全部やってしまう洗・乾モードなら6kgを超えると容量オーバーの為、乾燥時間が延長されることになります。
残り10分表示が何時間も続くようなら単純に乾燥容量に合わせて洗濯物の量を調整する必要があります。

詰め込み過ぎ。
我が家は3人家族なのでそこまで多くない洗濯物の量のはずですが、乾燥時間が長くなる時があります。
そんな時は、洗・乾モードを使わずに洗濯モードで洗濯して、終わったら乾燥モードを使っています。
同じぐらいの洗濯物の量でも洗・乾モードなら終了時間が2時間45分とかになるんですけど、別々にやると乾燥時間が3時間45分とかになります。多分、後者の方が洗濯物の量に対して適正な乾燥時間なんだと思います。
面倒くさいけど、別々のモードでやると意外と乾きますよ。一度やってみてください!
乾燥フィルターの目詰まり
乾燥フィルターや乾燥フィルターの差し込み口、乾燥フィルター取り付け部の奥に糸くずなどのゴミが溜まっている可能性があります。
乾燥フィルターは頻繁に掃除していても、実は内部の奥にはたくさんのゴミが溜まっています。乾燥フィルターまで届かずに途中でゴミが止まり、そこに溜まっていきます。
これを取り除く必要があります。
洗濯機の故障
わが家のドラム式洗濯乾燥機は4年ぐらい使用していますが、実は1年目の時にこの洗濯物が「乾かない」症状が出て、これからやる作業をやったんですが、直りませんでした。
症状としては、洗濯運転から乾燥運転に切り替わってすぐエラーが出て止まっていました。
後日、メーカーの業者に見てもらい『基盤の不具合』とのことだったので部品を交換してもらいました。
ですので、これからする分解作業でも直らない時はフィルターの目詰まりではなく基盤の可能性もあります。メーカーに問い合わせてみてください。
乾かない時の対策方法
乾かない原因がわかったところで以下の対策を行ってみてください。
・乾き具合を調整する(設定変更)
・乾燥フィルターの掃除(乾燥フィルターまたは、分解掃除)
乾き具合を調整する(設定変更)
この機種は乾き具合調整機能がついていますので、乾きが悪い場合は設定を変更してみるのもいいかもしれません。
「しっかり」「ふつう」「弱め」と3段階の設定が変更できます。
工場出荷時は「ふつう」になっているので、「しっかり」に変更します。
※操作は洗濯する時に行います
乾き具合調整方法
①入りボタンを押し、電源を入れる
②洗・乾コース又は乾燥コースを選ぶ
③脱水/乾き具合ボタンを押し、「しっかり」にする
あとは、スタートボタンを押せば洗濯運転が始まります。(設定内容は記憶される)
こんな便利機能もありますので活用してみてはいかがでしょうか。
乾燥フィルターのメンテナンス(掃除)
汚れ具合にもよりますが、すべての作業は1時間〜2時間掛かります。
①『乾燥フィルターのお手入れ』
乾燥運転後は毎回掃除しましょう。
②『乾燥フィルター差し込み口のお手入れ』
①をやってもエラー表示が消えない
③『乾燥フィルター部の分解掃除』
①、②をやっても乾きが悪い
この手順でお手入れを行っていきます。
①乾燥フィルターのお手入れ
乾燥フィルターを引き抜き、中に溜まったゴミを取り除きます。
乾燥運転を行った後は、毎回のお手入れが必要になってきます。
きれいになりましたね。
通常は掃除機で吸い取りますが、汚れがひどい時は水洗いを行ってください。

乾燥フィルターの掃除をやっていても乾きが悪い時は?
ここにそんなにゴミが溜まってなくてもエラー表示が出たり、洗濯物が乾かないなんてことはよくあります。
乾かない原因はここではありません。
②乾燥フィルター差し込み口のお手入れ
乾燥フィルターの掃除だけでは不十分な事が多く、この中のゴミを取り除く必要があります。
乾燥運転時に乾燥フィルターまで届かずにこの中の途中で糸くずなどのゴミが溜まっています。
吸い込みノズルを使って掃除していきます
洗濯機を買った時の付属品「吸い込みノズル」を掃除機に装着して奥のゴミを吸い取ります。
差し込み口の奥は蓋で塞がれていますので、吸い込みノズルが奥まで差し込めません。下記の操作を行う必要があります。
①入ボタンを押し、電源を入れる
②清潔ボタンを3秒以上押す
残時間「- – -」が表示され、電源が切れます
この後に、乾燥フィルターを取り外して吸い込みノズルを使って中のゴミを吸い取ります。
吸い込みノズルを無くしてしまった方は、長い棒などを使ってかき出してしまいましょう!
ここまでの掃除で解決できればいいんですけど。
うーん。
この吸い込みノズルではあまり取れません。やはり、洗濯機を少し分解するしかありませんね。
ゴミもつまってないし、風通りはいいはず。でも、乾きが悪い!
こんな方は、ドライヤーボールというお助けグッズを試してみるのもいいかもしれません。
③乾燥フィルター部の分解掃除
①、②は説明書に載っているお手入れ方法ですが、これをやっても乾燥時間が長かったり、洗濯物が乾いていないなんてことがあります。
そこで、乾燥フィルター取り付け部のさらに奥の部分を掃除する必要があります。
洗濯機を少し分解していきます。
1:作業前に、必ずコンセントを抜き、蛇口を閉めておきましょう!
2:たくさんネジを外すのでどこのネジか分けて置きましょう!
3:狭い隙間のボルトを外しますので、洗濯機の中にネジが落ちないように磁気タイプのプラスドライバーをおすすめします
4:作業の邪魔になるので洗剤ケース、乾燥フィルター、給水ホースは取り外しておく

ここからちょっと難しくなるぜ。
分解作業方法
手順1〜天板を取り外す
両端2カ所のボルトを外し、洗濯機の天板(クリーム色)を外します。
目隠しのシールはカッターやマイナスドライバーを使えば簡単に剥がれます。要らないならシールの上からブスッとドライバーをさしてもありです。
天板はツメがかかってパチっと止まっているだけです。マイナスドライバーなどを隙間に入れて指が入ったら上に引き上げます。
正面からやると取れやすいですよ。
天板を取り外したらこんな感じになります↓
手順2〜本体の天板を取り外す
洗濯機本体の天板(白い部分)を取り外します。
洗濯機の後ろ側3カ所に切り込みの部分があります。よく覗いてみると丸い切り込みの下にボルトがあります。
3カ所ともボルトを外します。
かなり狭いのでボルトを落とさないように慎重に行いましょう!
これもパチっとツメがかかっているだけですので、手前から上に引き上げます。
本体の天板を外すとこんな感じです↓
中身が見えましたね。
目的の場所は白い部分。乾燥フィルター内部の取り付け部になります。
この中にゴミが溜まっているはずです。
手順3〜取り付け部のカバーを外す
フィルター内部(白い部分)の後ろのカバーを取り外します。
7カ所、ボルトで固定されていますのですべて外していきます。
両端に3カ所ずつ(6カ所)あります。
ボルトを洗濯機の中に落とさないようにかなり慎重に行いましょう!
もう1つは、黄色のホースの下に隠れています。
ホースを外さなくても作業できますが、邪魔になるようでしたら留め具をつまんでずらし、引っこ抜くこともできます。
戻すのが面倒なので私は付けたまま作業しました。
7カ所のボルトを全部外したらカバーを取り外します。
その際にカバーが外せませんので赤いコードのカプラーを外しておきます。
コードを切らないように白い部分を持って引っ張れば外れます。
手順4〜内部の掃除
溜まったゴミの掃除をしていきます。
Before
カバーを外すとびっくりするぐらい糸くずやホコリなどのゴミが溜まっています。
長い棒や綿棒などを使いきれいにしていきます。
After
きれいになりました!
細かい部分のゴミも時間をかけてしっかり取り除きました。
きれいになり、向こう側が覗けます
手順5〜元に戻す
逆の手順で元に戻していきます。
以上が乾燥フィルター内部の分解掃除になります。
ここまでやれば「洗濯物が乾かない」という原因を解決できるのではないでしょうか。
まとめ
ドラム式洗濯乾燥機で洗濯物が乾かない時の対処法
1・洗濯物の量を乾燥容量(6kg)にする
2・洗・乾モードを使わずに、洗濯モードと乾燥モードを別々に使う
3・乾き具合を調整する(設定変更
4・乾燥フィルターの掃除
5・乾燥フィルター部の分解掃除
以上が対策方法になります。
最後に
普通の洗濯機と比べ、ドラム式洗濯乾燥機は洗濯機と乾燥機を合体させてしまっているため何かとエラーが多いような気がします。
便利な分、日頃から定期的なメンテナンスを行い、大事に使っていきたいものですね。
今日はそんな休日でした
では。
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